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<<   作成日時 : 2006/05/22 18:16   >>

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人はなぜ逃げおくれるのか−災害の心理学
 感想☆☆☆☆ 広瀬弘忠 集英社
 「災害心理学」は、阪神大震災以降、
 よく耳にするようになりましたが、
 災害時の対応などを災害心理学の立場からといた本。
 特にパニック対策などを含めた災害発生直後の対応
 に詳しくなっています。
 たくさんの人を養う経営者、
 災害報道に関わるマスコミ、
 復旧に大きく関わる行政関係者らには
 ぜひ目を通しておいてほしい本です。

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 ★パニックは起こらない
 人はなぜ逃げおくれるのか―災害の心理学パニックはまれだ、というのが専門家の「常識」なのである
 という主張がたびたび出てきます。
 大災害発生→パニック→被害拡大
 というパターンが映画などではありますが、
 実際には、パニックはほとんどないのだそうです。
 むしろ、パニックを避けようとして状況を過小に見たため、
 逃げ遅れて死傷者が増えてしまった、
 というケースが世界各地で跡を絶たないようです。
 パニックが怖いから、情報を制限する、
 というのは実は危険なことなんですね。

 ★災害後の課題は
 もう1つ、驚いたのが実は災害後の復旧。
 災害後の復旧を機会に、力をつけた街があるそうです。
 たとえば、東京は関東大震災、
 ロンドンはロンドン大火で大きな被害を受けましたが、
 その後の復興が成功して、災害以前よりも
 街として活性化したそうです。
 反対に、災害後に工場などの街の機能がなくなり、
 活力を失うことも。
 たとえば、サンフランシスコ大地震の影響で
 被害を受けたサンフランシスコから
 ロサンジェルスに人が移ってしまった、とか。
 また、阪神大震災の被害を受けた神戸も
 港の利用や、工場の転出などで
 以前の神戸には戻りきれていないそうです。
 「社会システムに、革新的なモティベーションや
  新しいリーダーシップの力が乏しく、
  活力にかげりが見えはじめると、災害の被害を受けたあとに、
  その痕跡を長い間にわたってひきずらなくてはならない
」。
 予想されている東京・関東での大地震では
 次の首都圏づくりが試される機会でもあるようです。

 ★個人の復旧には
 一方で、個人レベルの復旧で一番大切なのは、
 お金持ちかどうか、という非常にシビアな結果です。
 お金持だから、災害に強い家だったりする、
 ということも含めて、やはりお金持ちが災害に強い、と。
 生き残りたいなら頑張って稼ぎましょう。
 
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2006/05/23 23:15
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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
TBありがとうございます♪
別冊編集人
URL
2006/05/22 18:57
こんにちは。

災害から逃げるには判断力が必要だと思いますが、金持ちじゃないと復旧が大変というのは冷厳たる事実でしょうね。

うーん、稼がないと。

応援クリック。
タツ
URL
2006/05/23 10:48
別冊編集人さん、コメントありがとうございました。

タツさん、コメントありがとうございました。
復旧はやっぱりお金なんだなあ、
と感じさせられる内容でした。
丈夫な家に住むとか、
そういう差が災害に強いかどうかになるようです。頑張ろう、と思います、本気で。
ハムりんの読書
2006/05/23 15:42

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