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わたしを離さないで 感想☆☆☆☆☆ カズオ・イシグロ 早川書房 イギリスで、今、一番好きな作家、 カズオ・イシグロの最新作でした。 表題の「わたしを離さないで」は、 物語で重要な意味を持つ流行歌「わたしを離さないで」 からなんですね。 装丁がカセットテープというのもまた、 この歌を主人公達が耳にしたのがテープだからなんです。 人気blogランキング ご協力お願いします! ★少しずつ分かる怖さ ネタバレしない程度、簡単な粗筋は、キャシー・Hという主人公は、 提供者を支える介護者という仕事をしています。 ヘールシャムというある特殊な施設出身なのですが、 この施設の暮らしと知り合った友達との 不思議で悲しい暮らしが告白されていくのです… カズオ・イシグロの特徴である 「曖昧で、時として裏切る記憶」が今回も 大きな要素になっています。 「ずいぶん昔のことで、多少は記憶違いもあるかもしれません」 と回想が始まるのですから。 ★間違いなく傑作でしょう 巻末の解説は、柴田元幸さんなんですが、 「現時点でのイシグロの最高傑作」と薦めています。 記憶がほぐれるように、少しずつ回りから、 でも、大切なところは最後まで引き伸ばされるような 緻密な構成は、「日の名残り」以上だと思います。 あいまいなまま、すこしずつ濃くなってくる怖さと悲しさに せきたてられるように読んでしまう本でした。 カズオ・イシグロが好きな人なら、 絶対におすすめできる本でした。 また、ある漫画を思いましたが、 紹介すると、ネタバレになりそうなので、 最後の最後に書きますね。 『わたしを離さないで』のブログを 読んでいただきありがとうございました! 読み終わったら、ポチッとクリックを! ★ネタバレかも 清水 玲子さんの、傑作漫画「輝夜姫」がSFに逃げずに 人生としてさらに純度を増したような気がしました。 |
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わたしを離さないで
わたしを離さないでキーワード: カズオ・イシグロ、提供者、青春、静寂、存在理由久しぶりの小説。あらすじをカバーの裏から抜粋。自他共に認める優秀な介護人キャシー・Hは、提供者と呼ばれる人々を世話している。キャシーが生まれ育った施設ヘールシャムの仲間も提供.... ...続きを見る |
オンライン書評図書館 -Blue Sky... 2008/06/07 10:45 |
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