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遮断 感想☆☆☆ 古処誠二 新潮社 2006年上半期の直木賞候補になった作品のうち、 最初に手に入ったのがこの「遮断」。 昭和二十年、沖縄戦を舞台にした戦争小説です。 久々に戦争小説を読みましたが、 しかも、沖縄住民の視点から沖縄島陸戦を描いています。 古処で「こどころ」と読むんですね。 人気blogランキング ご協力お願いします! ★米軍に向かって… ネタバレしない程度に粗筋を紹介すると、南下する米軍に席巻されつつある昭和20年の沖縄。 沖縄の農民で、今は逃亡兵の佐敷真市は、 幼馴染でともに従軍した普久原清武の妻チヨと、 1度は見捨てたチヨの幼子を探しに、故郷の村へと 戦火の中、北上する…という内容です。 道連れになる片手片足の少尉との関係や ともに戦闘に望んだ清武との秘密を伏線に、 老人ホームにいる佐敷が回想する、という構成で、 節目節目に、現在の佐敷に宛てられた手紙が 織り交ぜられて、アクセントになっています。 回想文学の手練れ、カズオ・イシグロの傑作 「わたしを忘れないで」(リンク先は以前の紹介です) を読んだ後なので、 回想の書き方がかなり気になりました。 「遮断」はかなり普通の書き方ですね。 ★少尉がいい 戦火の中、米軍に向かって進む という異常さの説明が弱い印象を受けましたが、 それを補っているのが、 本当のキーマン、瀕死の少尉の人物像です。 後半に、少尉が自嘲気味に語ります。 「富士山も良いところはある。 あの山は下界を美しく見せるのだ。 人の芥(あくた)に満ちた下界をだ。」 と。沖縄戦の中で、なぜ富士山が? と思うでしょうが、けっこう含みがあるセリフです。 『遮断』のブログを 読んでいただきありがとうございました! 読み終わったら、ポチッとクリックを! |
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● 遮断 古処誠二
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本を読んだら・・・by ゆうき 2006/07/19 23:14 |
「遮断」古処誠二
遮断 ...続きを見る |
本のある生活 2006/07/20 13:07 |
遮断、古処誠二
装幀は新潮社装幀室。 第14回メフィスト賞を「UNKNOWN」で受賞してデビュー。主な作品「ルール」、「分岐点」、「接近」、「七月七日」など。 小説新潮2004年2月号から2005年3月号までの不定期掲載を加筆修正& ...続きを見る |
粋な提案 2006/08/11 14:04 |
古処誠二【遮断】
お恥ずかしいことに、私は著者名の読み方がわからず、図書館で50音順に並んだ書棚の前を何度も行ったり来たりして、「こ」で探すべきか、「ふ」で探すべきか……と考えていたのだった。 ...続きを見る |
ぱんどら日記 2006/08/12 10:24 |
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WEOグループ URL 2006/10/13 22:10 |
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