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<<   作成日時 : 2006/12/02 21:52   >>

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山内一豊 負け組からの立身出世学
 感想☆☆☆ 小和田哲男 PHP
 NHK大河ドラマ「功名が辻」の
 主人公、山内一豊の本です。
 歴史学者の小和田さんが、史料に基づいて
 誕生から土佐一国の大名になるまで
 簡潔に紹介しています。

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 ★一豊の一生
 山内一豊 負け組からの立身出世学ネタバレしない程度に簡単に内容を紹介すると、
 山内氏のルーツそして、
 織田信長と対立した岩倉織田氏の
 家老だった父、盛豊の死からはじまります。
 副題の通り、負け組からのスタートとなった
 一豊は各地を流浪した後、
 織田家に仕え、秀吉、家康と
 変わっていく支配者を
 うまく乗り越えていった一豊が
 簡潔に紹介されています。
 もちろん、名馬購入のためのへそくりや
 関が原直前で家康に大阪の様子をつたえた
 千代の手紙、「笠の緒の文」など
 妻、千代の活躍も紹介しています。

 ★家康支持への基盤は
 秀吉子飼いの大名達として、
 東海道に配置された大名達が
 なぜ易々と家康支持に回ったのか。
 昔から不思議だったんですが、
 豊臣秀次という存在から見ると、
 理解のきっかけになりました。
 「秀次の尾張、宿老たちの三河・遠江・駿河が、
  関東の家康への備えになっていた

 とあり、織田信長の次男、信雄が
 秀吉から改易処分を受けた時に
 後釜に入ったのが、実は秀次の重臣たちだったんですね。
 そして、その主、秀次が秀吉に切腹させられた。
 こういう背景があれば、
 秀吉に距離ができていたのは当然という訳で、
 これだけでもこの本を読んだ価値が
 個人的にはありました。

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