|
お父さんはやってない 感想☆☆☆☆ 矢田部孝司+あつ子 太田出版 突然、チカンとして逮捕されてしまった! 東京や大阪などの慢性的な満員電車では、 どんな男性でも陥りかねない危険。 無実のまま、そういう状況に陥ってしまった男性と その家族の戦いを本人がつづっています。 真理子さんの紹介で、知りましたが、 最近、公開された周防正行監督の映画 「それでもボクはやってない」の原点に当たる本 だそうで、あとがきにそのあたりの話も出ています。 どこまで映画と一緒か、は分かりませんが 日本の司法制度の危険がよく分かります。 人気blogランキング ご協力お願いします! ★機械的に進む裁判に ネタバレしない程度に簡単にあらすじを紹介すると、2005年12月5日朝、西武新宿線で通勤中だった著者は 突然、女性に痴漢としてつかまってしまいました。 当初は、ズボンがボタンどめであること、 被害者との身長差から被害者がいう状況は難しいこと などから、著者は無実を確認しています。 しかし、調査が進展するにつれて、 機械的に逮捕、調書作成、 起訴、判決と続いていく 日本の司法制度の恐ろしさに直面しています。 しかし、最後の最後で、逆転に成功します… という展開でした。 夫の記述が明朝体、妻の記述がゴシック体と 字体を変えて、両方の立場から書かれています。 逮捕が与える影響が、当事者だけでなく、 「お父さんはやっていない」と信じつつも 疲労してしまう家族までよく書かれています。 ★日本の裁判のゆがみ 「有罪率99.86%」という異常な数字を持つ 日本の裁判制度の奇妙な体質が よく分かるのがこの本の功績でしょうか? 突然の逮捕で混乱する逮捕者を相手に、 プロ中のプロである、刑事、検察官、裁判官が 仮想ストーリーに強引に載せて裁いてしまうという 怖さがよく伝わってきます。 一審判決後に5歳の息子が書いた 「さいばんかんのうそつき」 というのは、インパクトがあります。 (個人的には、この裁判官は保身的な ごく普通の人のような気がしますが… そういう人すらこんな怖いことをしてしまう という現実に唖然とした気持ちです) 一方で、味方であるはずの弁護士も お金目当てとしか思えないような人も…。 日本の裁判制度は2009年から変わりますが、 世間からかけ離れた司法の世界を 変えなければならない必然性が 実感できる本でした。 『お父さんはやってない』のブログを 読んでいただきありがとうございました! 読み終わったら、ポチッとクリックを! |
| << 前記事(2007/02/01) | ブログのトップへ | 後記事(2007/02/03) >> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
ダメ犬グー 11年+108日の物語 ごとうやすゆき
・あらすじ・紹介 猫を見ると性格が変わり、カミナリ、花火、掃除機が大嫌いなちょっと変わった犬「グー」との出会いから、別れまでを描いた笑いあり涙ありのエッセイ。前半は笑いを、後半は感動を与えてくれる、今までの中で一番大好きな本です。犬を飼っている人はもちろん、犬を飼っていない人にもとてもおすすめの本です。犬を飼っている僕は200ページあたりで泣きました。ちなみに、この「ダメ犬グー 11年+108日の物語」を絵本化した「大好きなグー」という本もあるそうです。 ...続きを見る |
BOOK紹介図書館 2007/02/02 19:30 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
ハムリンさんへ |
真理子 URL 2007/02/02 09:36 |
当方のブログにハムリンさんのURL及び文章を載せてもよろしいでしょうか?「お父さんはやってない」の感想がすばらしいので、ぜひお願いいたします。 |
立花屋 URL 2007/02/04 04:36 |
立花屋さん、はじめまして。 |
ハムりんの読書 2007/02/04 08:10 |
真理子さん、また来ていただいてありがとうございます。 |
ハムりんの読書 2007/02/04 08:20 |
本を取り上げていただきありがとうございました。私なりに、経験したことを出来る限り正確に伝えたつもりです。冤罪撲滅に少しでも役立てば良いのですが。 |
矢田部 2007/02/14 22:50 |
矢田部さん、コメントありがとうございます。 |
ハムりんの読書 2007/02/15 21:08 |
| << 前記事(2007/02/01) | ブログのトップへ | 後記事(2007/02/03) >> |