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help RSS お父さんはやってない 周防監督の「それでもボクはやってない」の原点

<<   作成日時 : 2007/02/02 06:55   >>

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お父さんはやってない
 感想☆☆☆☆ 矢田部孝司+あつ子 太田出版
 突然、チカンとして逮捕されてしまった!
 東京や大阪などの慢性的な満員電車では、
 どんな男性でも陥りかねない危険。
 無実のまま、そういう状況に陥ってしまった男性と
 その家族の戦いを本人がつづっています。
 真理子さんの紹介で、知りましたが、
 最近、公開された周防正行監督の映画
 「それでもボクはやってない」の原点に当たる本
 だそうで、あとがきにそのあたりの話も出ています。
 どこまで映画と一緒か、は分かりませんが
 日本の司法制度の危険がよく分かります。
 
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 ★機械的に進む裁判に
 お父さんはやってないネタバレしない程度に簡単にあらすじを紹介すると、
 2005年12月5日朝、西武新宿線で通勤中だった著者は
 突然、女性に痴漢としてつかまってしまいました。
 当初は、ズボンがボタンどめであること、 
 被害者との身長差から被害者がいう状況は難しいこと
 などから、著者は無実を確認しています。
 しかし、調査が進展するにつれて、
 機械的に逮捕、調書作成、
 起訴、判決と続いていく
 日本の司法制度の恐ろしさに直面しています。
 しかし、最後の最後で、逆転に成功します…
 という展開でした。
 夫の記述が明朝体、妻の記述がゴシック体と
 字体を変えて、両方の立場から書かれています。
 逮捕が与える影響が、当事者だけでなく、
 「お父さんはやっていない」と信じつつも
 疲労してしまう家族までよく書かれています。

 ★日本の裁判のゆがみ
 「有罪率99.86%」という異常な数字を持つ
 日本の裁判制度の奇妙な体質が
 よく分かるのがこの本の功績でしょうか?
 突然の逮捕で混乱する逮捕者を相手に、
 プロ中のプロである、刑事、検察官、裁判官が
 仮想ストーリーに強引に載せて裁いてしまうという
 怖さがよく伝わってきます。
 一審判決後に5歳の息子が書いた
 「さいばんかんのうそつき
 というのは、インパクトがあります。
 (個人的には、この裁判官は保身的な
 ごく普通の人のような気がしますが…
 そういう人すらこんな怖いことをしてしまう
 という現実に唖然とした気持ちです)
 一方で、味方であるはずの弁護士も
 お金目当てとしか思えないような人も…。
 日本の裁判制度は2009年から変わりますが、
 世間からかけ離れた司法の世界を
 変えなければならない必然性が
 実感できる本でした。

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ダメ犬グー 11年+108日の物語 ごとうやすゆき
・あらすじ・紹介 猫を見ると性格が変わり、カミナリ、花火、掃除機が大嫌いなちょっと変わった犬「グー」との出会いから、別れまでを描いた笑いあり涙ありのエッセイ。前半は笑いを、後半は感動を与えてくれる、今までの中で一番大好きな本です。犬を飼っている人はもちろん、犬を飼っていない人にもとてもおすすめの本です。犬を飼っている僕は200ページあたりで泣きました。ちなみに、この「ダメ犬グー 11年+108日の物語」を絵本化した「大好きなグー」という本もあるそうです。 ...続きを見る
BOOK紹介図書館
2007/02/02 19:30

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ハムリンさんへ
取り上げてくださって、ありがとうございます。矢田部さんにも知らせますね。
真理子
URL
2007/02/02 09:36
当方のブログにハムリンさんのURL及び文章を載せてもよろしいでしょうか?「お父さんはやってない」の感想がすばらしいので、ぜひお願いいたします。
tachibanaya@csc.jp
立花屋
URL
2007/02/04 04:36
立花屋さん、はじめまして。
URLと文章の掲載は、元がこちらのブログと分かるようにしていただければ、かまいません。
大変なことの本なので、多くの人に読んで欲しいと私も思います。
ハムりんの読書
2007/02/04 08:10
真理子さん、また来ていただいてありがとうございます。
いい本を教えていただいて、こちらこそ助かりました。
大変、苦労をされた矢田部さんご家族にもよろしくお伝えくださいませ。
ハムりんの読書
2007/02/04 08:20
本を取り上げていただきありがとうございました。私なりに、経験したことを出来る限り正確に伝えたつもりです。冤罪撲滅に少しでも役立てば良いのですが。
矢田部
2007/02/14 22:50
矢田部さん、コメントありがとうございます。
 大変な経験を細部まで伝えられていて、逮捕の怖さがよく分かりました。それ以上に、日本の司法が冤罪を生み出す“体質”がとてもよく分かる本でした。
司法改革を考える時に、ぜひ多くの方によんでほしいと願っています。
ハムりんの読書
2007/02/15 21:08

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