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痴人の愛 谷崎潤一郎 新潮社 評価☆☆☆☆ 忘れられつつある昭和の文豪、 大谷崎を久々に読みました。 日本文化をつづった名エッセイ 「陰影礼賛」から入ったせいか、 長編小説をほとんど読んだことがない、 という個人的には穴場の人でしたので。。 日本文化の綾をつづったイメージが強い人ですが、 この「痴人の愛」はそうとうモダンです。 「細雪」などの後期の代表作とは かなり違ってますから、 谷崎の入門書として読めますね。 人気blogランキング ご協力お願いします! ★怪しい女性ですが ![]() カフエエで知り合った15歳の少女ナオミ。 日本人離れした容姿にひかれて、 主人公の譲治は年下のナオミと暮らし始めます。 しかし、奔放な暮らしを続けるナオミに 振り回され続ける生活ばかりで、 別れることを決意するが… という展開です。 源氏物語の若紫と光源氏の関係が 昭和初期のモダンな空気の中では こう変わってしまう、というすごさ。 ナオミの白い肌におぼれてしまう 主人公の視点から描いているので、 情感などが描き方もとても現代的。 何度もドラマや映画になるわけです。 ★友達の関係は ダンスホールでの踊りや 鎌倉での海水浴など 当時の風俗が伝わってきます。。、 ナオミの顔や体を譲治が剃るのは ジレット!というのも新鮮な感じ。 一方で、距離を置いている時の 譲治にナオミがする「友達の接吻」は なんと息を吹きかけるだけ、という代物。 しかも、このために匂いをつけていた、 という細やかさで、谷崎の腕を知りました 『痴人の愛』のブログを 読んでいただきありがとうございました! 読み終わったら、ポチッとクリックを! |
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