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<<   作成日時 : 2008/05/07 22:16   >>

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潜水服は蝶の夢を見る
ジャン=ドミニック ボービー 評価☆☆☆☆  講談社

映画「潜水服は蝶の夢を見る」の
原作になったエッセイです。
フランスの超一流ファッション「ELLE」の
編集長だった著者が突然、脳出血に襲われ、
ロックトイン症候群という難病になり、
病院のベッドの中でまばたきを使って
エッセイを書きつづる…。
究極の状況のエッセイでした。

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★潜水服と蝶と
潜水服は蝶の夢を見るネタバレしない程度に内容を紹介すると、
難病ロックトイン症候群により、
ベットに寝たきりで体も動かせない日々。
動かない体を、潜水服とたとえ、
ただよい続ける自由な思いを蝶に例えています。
壮絶な世界の中で、家族を思い、
過去の自分の仕事を思い出す…。
こんな人生もあるのだ、ということに
かなり衝撃を受けました。
記憶を頼りに頭の中で作りあげた文章を
まばたきで読み取ってもらい、書き綴るので、
どれも短い章立てです。
家族愛の部分に重点を置いた内容で、
映画が撮影されているようなので、
仕事の部分を紹介します。
その一つが「パリ」
フランスの海辺の町で療養していた著者が
パリに戻ってきます。
かつてはELLE編集長としてファッション界に
浸かっていた著者は自分の突然の不幸と
変わらぬパリの町の落差を痛切に感じます。
「デュフィの絵から抜け出してきたような、オペラ座広場。
 建物の正面にかぶさりそうなほど茂った、緑の街路樹。
 青い空に浮かぶ、綿のような雲。
 何も、変わっていはしない。ただ僕だけが、いない。
 僕だけが、ここに、いない。」


★ちょっと大袈裟なタイトルかなあ
潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】原作はシンプルな「潜水服と蝶」。
邦題は、ディックの名作
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」
を思わせるようなタイトルになってしまっています。
原作の沈潜した思いは
シンプルなタイトルが合っている気がしました。
近くDVDも発売されるようなので、
映画ともどもご覧下さいませ。

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