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<<   作成日時 : 2008/11/01 14:09   >>

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これから食えなくなる魚
小松正之 評価☆☆☆☆☆ 幻冬舎

海外で魚が買えなくなってきた、
という話を聞くようになりました。
でも、その背景には、
日本の特殊な“魚事情”があったのです、
ということがすぐわかる新書。
政治、そして経済の視点から
魚の問題点を知りたい人はぜひ読むべき。
久々の5つ星となりました。

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★4分の3の魚は獲ってはいけない
ネタバレしない程度に内容を紹介すると、
水産庁の著者が海外の魚事情を踏まえ、
日本、そして世界の海の異変を紹介します。
世界中の75%の種類の魚は、
すでに獲ってはいけない水準、という厳しい現実を踏まえ、
魚を獲るにも戦略的な考えが必要だ、と提案。
国の魚関係の予算も、中身は港湾整備の
土木事業中心だ、という偏った政策を見直し、
漁業でも改革が必要なことを示しています。
今まで当然だと思われていたことが、
実は世界的にも、魚の保護のためにもおかしい、
という問題点が次々でてきて勉強になりました。

★魚市場のカモメは
これはいけないことなんだ、と思ったのが
現在の魚市場の姿。
魚がずらっと並べられて、
カモメとかも入ってくるのどかな風景、
というイメージがあるんですが、
これは衛生的にはよくないんです。
「スコットランドの魚市場では、
 ちゃんとクローズドシステムにして
 鳥などが侵入できないようにしているのはもちろん、
 プラスチックの箱に魚とシャーベットアイスを入れて
 並べている」
だそうです。
こうしてみると、今の市場では
新鮮さが失われてしまうのは当然。
無駄な港をつくるくらいならば、
まずは再利用できるプラスチックのトロ箱
を使ったほうがいいんですね。

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