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help RSS 天地明察 2010年本屋大賞の異色歴史小説

<<   作成日時 : 2010/01/26 17:08   >>

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天地明察
感想☆☆☆☆ 冲方 丁 角川書店

本屋大賞の候補作第2弾は
冲方 丁さん(うぶかた とう)の
天地明察」。
江戸時代、徳川家綱の時代の
歴史小説なんですが、
まったく戦闘場面がないんです。
大名の戦もないし、
切り合いもないし、
推理もない、珍しい歴史小説なんです。
では、何がテーマか、というと、
暦なんです。

★碁打ちにして算術家
天地明察
ネタバレしない程度に「天地明察」のあらすじを紹介すると、
幕府の碁打ちながらにして
数学者という渋川春海。
しかし、碁には本因坊道策、
数学には関孝和という天才が
同時期に存在していた。
2人のライバルに打ちのめされつつも、
春海に目を掛ける男たちがいた。
老中、酒井忠清、
水戸家の水戸光国に目を掛けられ、
最後の黒幕にして大物、
会津藩主の保科正之に声をかけられる。
ゆがみが大きくなっていた暦を
武家の力で改暦することだ、と。
春海は当時、日本で主流だった宣命暦と、
中国で使われていた授時暦と比べ、
授時暦の優位を説くが、
大きな落とし穴があった…
という粗筋です。
登場人物の分野がけっこう広く、
暦がそれだけいろいろな人の関心事だったことが
よく分かります。

★暦の話は
太陰暦の時代に、
暦の間違いがどういう結果を生み出すのか。
この点が分かっているのと、
いないのとでは、この小説の楽しさが
だいぶ違うと思うんです。
で、参考書的に使えるのが、
実は去年の中学生の課題図書、
月のえくぼを見た男−麻田剛立−」が
同じような話を分かりやすくしているんです。
天地明察の前に、ぜひご一読を。

★追記
2010年の本屋大賞受賞が決まりましたね。
天地明察が受賞するとは
正直、あまり思っていませんでした。
装丁も通好みだし。
でも、新しい分野の時代小説、
という意味ではとっても新鮮な本でした。
ぜひお読みくだされ。

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2010/02/21 10:16
書籍「天地明察」答えなんか遥か遠くに輝くばかり
「天地明察」★★★★面白い! 冲方 丁著、角川書店、2009/12/1 初版 (475ページ 、1,890円) ...続きを見る
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2010/05/19 08:00

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