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zoom RSS とっぴんぱらりの風太郎

<<   作成日時 : 2013/12/25 18:55   >>

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評価☆☆☆☆☆ 万城目学 文藝春秋

2013年下半期の直木賞候補作です。
鹿がしゃべる小説を書いて、
直木賞選考委員から嫌われていた万城目さんが
ちょっと真面目に時代小説を書いた!
しかも傑作!
ラストはけっこうぐっと来る展開でして、
万城目さんって小説上手ね、としみじみ思った。
直木賞ぜひ取ってください

★戦国の忍者
ネタバレしない程度に
「とっぴんぱらりの風太郎」のあら筋を紹介すると、
太閤がなくなり、
豊臣家と徳川家が微妙な時代に、
忍者の里、伊賀を不運にも追い出され、
京都で失業中だった忍者、風太郎は
不思議なひょうたんと出会って、
豊臣家との縁ができた。
しかし、大阪の陣が始まり、
風太郎も仲間とともに巻き込まれていく、
……という展開です。
「鴨川ホルモー」から「鹿男あをによし」
「偉大なるしゅららぼん」と続いた
『関西県別奇談』(勝手に名づけました)
から一転して、時代小説です。
忍者なんてどうかなあ、と思っていたら、
戦乱の時代を生き抜くけなげさがでていて、
とっても良かった。

★忍者の仲間たち
特にいいのがキャラ立ちまくりの仲間たち。
黒弓、蝉、常世という風太郎の仲間たちは
曲者ぞろいながらも、鬱屈した影を持っていて、
これだけ長い小説なのに、
全く飽きなかった。
その上、敵対する謎の男、残菊や
最大のキーマン、奇妙な格好をした蹴鞠上手の男、と
登場人物たちがとても生き生きしていました。
大阪夏の陣で風前の灯の豊臣家と
風太郎たちが出会う場面で、
儂のことなど知らず、ただの人として当たり前の生を送ってほしいのだ
なんて、しみじみして良かったなあ。
この後、風太郎が突然、超有名忍者を名乗ったりとか
急転もあって、テンポよく読めます。
もちろん、万城目さんお得意の奇妙な展開は
本作でも健在でして、
こんなモノがまた出てきた!って
お楽しみください。

★プリンセス・トヨトミの続編?
この小説を読む前に、ぜひ読んでおきたいのが、
万城目さんの「プリンセス・トヨトミ」。
『関西県別奇談 大阪編』(これも勝手に名づけてます)
ですが、舞台は現代の大阪城でして、
「風太郎」につながるようなところがあります。
プリンセス。トヨトミも映画化されたから、
「とっぴんぱらりの風太郎」と映画化されないかな。
CGだらけの映画になりそうだけど。

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