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2006/05/27 14:38
夜明けのフロスト
感想☆☆☆☆☆ R・D・ウィングフィールドほか 光文社
フロスト警部が帰ってきていたんですね。
最近、ようやく気づいて探してきました。
クリスマスにちなんだ中・短編ミステリー集で
7つの作品が入っています。
ピーター・ラヴゼイ「殺しのくちづけ」などありますが、
やっぱり楽しみは表題作「夜明けのフロスト」です。
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★またしても最悪の日
「夜明けのフロスト」の内容は、
イギリス・デントン警察署のクリスマス。
しかし、フロスト警部がこういう記念日に
出勤しているときには、
ろくなことがないんですね。
酔っぱらいを預かり、赤ん坊が誘拐され、
少女も失踪し、百貨店では大金が…
とまたしても、フロストシリーズらしい
事件とお笑いてんこ盛りです。
中篇なので、推理というよりも
物語の切れとスピード感を愉しむ感じでしょうか。
そして、やっぱりフロスト警部のぼやき&悪口、
さらに問題行動は顕在のままでした!
★入門としてどうぞ
「クリスマスのフロスト」
「フロスト日和」
「夜のフロスト」
と3作続いた後、作品がなかったんですね。
いずれも500ページを越す大作ばかりですが、
圧倒的なスピード感と警察描写の正確さ、
そして笑いの力が時間を感じさせません。
(確か、日本でもミステリーの賞をもらっていたと思います)
ミステリーはあまり読まないんですが、
例外的に好きな作家でした。
この本は、100ページちょっとの中篇なので、
フロスト警部シリーズの入門書としてはとってもおすすめです。
★躍る大捜査線は…
複数の事件が同時進行で、警察の内輪話いっぱい、
そして過剰に仕事熱心でお笑い豊かな主人公、フロストがいて、
愛すべき刑事物だと思います。
初期の3作を読み終わった後で、
織田裕二さんと柳葉敏郎さんの「躍る大捜査線」を初めて見た時、
この「フロストシリーズ」の日本版だ、と思ったくらい。
(フロストの方が下品なんですけど。フロストも映画化しないかなあ)
「躍る大走査線」が好きな人には自信を持ってお勧めできます。
警察社会像なんかそっくりです。
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