アクセスカウンタ

テーマ「小説・海堂尊」の記事 help リーダーに追加 RSS

トップへ  |  テーマランキング一覧へ


ブラックペアン1988 

2007/11/20 21:16
ブラックペアン1988
海堂尊 講談社 評価☆☆☆☆

「チーム・バチスタ」シリーズ外伝という感じ。
チーム・バチスタの栄光」が映画化されますが、
この「ブラックペアン1988」は
映画「チーム・バチスタ」の脚本に
かなり影響しそうですね。
医学部生の田口、島津、速水が登場するし、
藤原、猫田、花房という看護関係者の
若き日もとてもよくわかりますが、
なんといっても高階病院長がさっそうと登場します。
「バチスタシリーズ」では
食わせ者&タヌキぶりが似合う高階院長ですが、
「ブラックペアン」では、若き天才外科医ぶりを
阿修羅のごとく、炸裂させていています。

人気blogランキング  ご協力お願いします!
★阿修羅と悪魔と
ブラックペアン1988ネタバレ覚悟で簡単に内容を紹介すると、
バブル絶頂期の1988年、
東城大学医学部の外科研修医1年生
世良雅志は佐伯医学部教授の外科に配属される。
アメリカ仕込みの新技術をもたらし、
帝華大学から放逐された“阿修羅”高階講師、
ルーズで業者とも癒着しながも、
超絶した技術を持つ“悪魔”渡海ら猛者の中で、
世良は大出血などの危機を克服する。
しかし、渡海は佐伯に対する復讐を狙っていた…
という展開です。
東城大学という既存の舞台ですから、
前作は全部読んでおいたほうが
絶対に数倍、楽しめます。
(東城大学の海堂尊の作品はこちら。)
黄、青、赤と原色で迫った表紙デザインは
一転して黒と黒のペアンという
渋い想定になっています。
そろえると、とっても目立ちそうですね。

★わからないまま
と同時に、この表紙は実に大切です。
このシリーズの特徴の一つとして、
医学用語の説明がほとんどないことがあります。
今回のキーワードは、ペアン
しかも、珍しい黒のペアンということなんですが、
ペアンって何ですか????
ペアンとはこのこと、という説明がなんにもないが、
表紙を見ると、ハサミのようなものがあって、
ペアン=血管をはさんでとめるもの
という推測ができないと、キツイ本です。

ブラックペアン1988』のブログを
読んでいただきありがとうございました! 
読み終わったら、ポチッとクリックを!
ブログランキングへ←←ブログ継続の励みになります!!
にほんブログ村 本ブログへ←←こちらもはげみになります!!
記事へトラックバック / コメント


ジェネラル・ルージュの凱旋 救急医療の将軍が活躍

2007/06/13 23:04
ジェネラル・ルージュの凱旋
 感想☆☆☆ 海堂尊 宝島社
 東城大学医学部付属病院を舞台に、
 愚痴外来の田口講師と、
 厚生省の火喰い鳥、白鳥室長のコンビが
 活躍するメディカル・エンタテイメントも
 ついに3作目ですね。
 「チーム・バチスタの栄光」では
 最先端の心臓治療を、
 「ナイチンゲールの沈黙」では
 死後医療をサブテーマにしましたが、
 今回の「ジェネラル・ルージュの凱旋」では、
 救急医療が一番のテーマです。
 ミステリというよりも、
 スーパー医師、速水部長の活躍を楽しめる
 ヒーロー小説という感じです。

 人気blogランキング  ご協力お願いします!
 ★救急救命センターの裏側で
 ジェネラル・ルージュの凱旋ネタバレ覚悟で、簡単に内容を紹介すると、
 ドクターヘリ導入を悲願とする速水部長は、
 デパート大火災発生時に、下っ端医師ながらも
 病院全体を仕切った時の活躍ぶりから
 ジェネラル(将軍)と呼ばれるようになる。
 しかも、血まみれの「ジェネラル・ルージュ」だが、
 実は、この事件のときに、真っ赤な口紅を渡して、
 勇ましくなるように速水にアドバイスをしたのが、
 花房師長と噂されていた。
 しかし、この2人が共謀して、
 医療代理店と癒着している、という投書が
 田口の元に届けられた。
 田口は気が向かないまま、
 高階病院長に調査を押し付けられ、
 倫理問題審査会(エシックス。コミティ)の沼田教授に
 翻弄されつつも、真相の究明に努力するのだが…
 と展開していきますが、
 ラストの大事件発生からが本当の見せ場かも。
 「周囲のことなど考えずワガママいっぱいに振る舞う。
 それこそがトップというものだ

 と豪語する速水部長らしい活躍です。
 
 連作の密度がすごい
 同じ病院が舞台ですから、
 連作の密着度が高いのは当然。
 特に、「ナイチンゲールの沈黙」とは
 ほぼ同時進行のような展開です。
 この2つを続けて読むと、
 すごい密度で展開されていることが分かるので、
 お勧めできる読み方です。
 
ジェネラル・ルージュの凱旋』のブログを
読んでいただきありがとうございました! 
読み終わったら、ポチッとクリックを!
ブログランキングへ←←ブログ継続の励みになります!!
にほんブログ村 本ブログへ←←こちらもはげみになります!!

記事へトラックバック 1 / コメント 0


チーム・バチスタの栄光 映画では阿部さんの白鳥が見たい

2007/05/01 21:22
チーム・バチスタの栄光
 ジェネラル・ルージュの凱旋感想☆☆☆ 海堂尊 宝島社
 やっと読みましたね、
 この「チーム・バチスタの栄光」。
 続きの巻である
 「ナイチンゲールの沈黙」から
 (紹介したページにリンクしています。)
 読んでしまっていたので、
 キャラの個性が分かってしまっていたんですが、
 それでも強烈な登場人物たちですね。
 最近は3巻目の
 「ジェネラル・ルージュの凱旋」まで
 発売されてしまって、
 追われるように読むようですね。
 
 人気blogランキング  ご協力お願いします!
 ★手術にひそむ謎
 チーム・バチスタの栄光ネタバレしすぎない程度に、簡単に内容を紹介しますと、
 桜宮市にある東城大学医学部付属病院では、
 心臓移植の代替手術である難手術、
 バチスタ手術の専門チームがあった。
 外科のエース、桐生助教授が率いる
 「チーム・バチスタ」は
 記録的な成功を収めていたが、
 3例続けて術中死が発生してしまった。
 高階病院長の特命で内部調査をするのが、
 不定愁訴外来、通称“愚痴外来”の田口講師。
 しかし、聞き取り調査を終えた田口が
 立ち会った手術でも、術中死が発生する。
 最後の切り札として送り込まれたのが、
 厚生労働省の異端、白鳥だった…
 という展開です。
 現役医師の著者だけに、
 手術中の迫力は抜群でして、
 心臓手術の怖さがリアルに感じられました。
 特に、心臓手術の山場を終えてから、
 人工心肺を取り外して
 再び心臓を鼓動させる場面の緊迫感は圧巻です。
 
 ★すごいぞ、白鳥
 もう一つの特徴は、
 やはり後半、突然現れる白鳥の存在でしょう。
 ここまで強烈なキャラクターというのは、
 日本のミステリー小説では、
 あまり見なかったような…。
 映画化してほしいなあ、と思う
 本になってしまいました。

 ★追伸・やっぱい映画化
 チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)やっぱり映画化されましたね「チームバチスタ」
 原作の主人公の田口は
 なんと若い女医という設定で、
 竹内結子主演とか。
 そして、もう一人の主役、白鳥は、
 怪優となってしまった阿部寛さん。
 来年2月の公開なんですが、
 試写会みたいなあ。

 ★映画に向けて文庫化だ
 チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 (600))竹内結子さん主演の
 映画化が決まったせいか、
 「チーム・バチスタ」が早くも文庫化しましたね。
 単行本のときとの違って、
 上下2分冊されていますが、
 表紙は同じデザインのまま。
 色彩がとっても綺麗な本なので、
 このデザインが続々並んでいくと、
 けっこういい感じです。


チーム・バチスタの栄光』のブログを
読んでいただきありがとうございました! 
読み終わったら、ポチッとクリックを!
ブログランキングへ←←ブログ継続の励みになります!!
にほんブログ村 本ブログへ←←こちらもブログ継続のはげみ!!
記事へトラックバック 1 / コメント 0


ナイチンゲールの沈黙 個性が戦う病院ミステリー

2007/01/07 15:33
ナイチンゲールの沈黙
 感想☆☆☆ 海堂尊 宝島社
 医療現場を舞台にした推理小説で、
 現役の医者が筆者、と話題になった
 「チーム・バチスタの栄光」。
 続編の2作目がこの本だそうですが、
 また、2作目から読んでしまいました…
 (手に入りやすかっただけなんですが…)
 「チーム・バチスタの栄光」をぜひ読みたくなりました。

 人気blogランキング  ご協力お願いします!
 医師と官僚のペアで
 ナイチンゲールの沈黙ネタバレしない程度に簡単にあらすじを紹介すると、
 東城大学医学部付属病院小児科病棟の
 看護師、浜田小夜は素晴らしい歌声の持ち主。
 だが、網膜芽腫という目の“ガン”にかかった
 牧村瑞人の親に手術の許可をもらいに行ったところ、
 トラブルに巻き込まれる…
 警察庁から派遣された合理的捜査の鬼、加納警視正
 厚生労働省の変人・白鳥圭輔、
 そして通称、愚痴外来の田口講師が捜査に加わるが…
 という展開です。
 前半は、事実説明という感じなんですが、
 後半に、白鳥が登場してからは
 ぐんぐんスピードアップしていきます。

 ★登場人物の個性も際立つ
 白鳥、加納、田口の対立が
 ユーモラスだし、田口の愚痴もなかなか。
 これだけ個性的な人をそろえつつも、
 医療現場の描写が詳細で、
 迫力ある展開です。
 「小児科が大変なのは、子供と親という、
  次元の違う生物を同時に扱うからだ

 という記述は、現場を知る人ならではでしょう。
 また、歌声をテーマにした不思議な効果を
 医学的に紹介していく場面も
 医療をよく知っているひとならでは、でしょう。
 ミステリーとしては、
 比較的、単純な謎なんですが、
 読み続けさせる力はけっこう強い感じ。
 「チーム・バチスタ」がとても気になります。

ナイチンゲールの沈黙』のブログを
読んでいただきありがとうございました! 
読み終わったら、ポチッとクリックを!
ブログランキングへ←←ブログ継続の励みになります!!
にほんブログ村 本ブログへ←←こちらもブログ継続のはげみ!!
記事へトラックバック 1 / コメント 0


トップへ  |  テーマランキング一覧へ