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2005/12/13 20:55
『ゲド戦記』
感想☆☆☆☆ アーシュラ・K・ル=グウィン 岩波書店
宮崎駿さんの息子、吾朗さんが来年7月封切のアニメに
「ゲド戦記」の映画化を選んだらしい。
ファンタジーの古典的名作が「指輪物語」「ナルニア国物語」と
相次いで映画化されました。
ある意味、思索的な個性が目立つ傑作「ゲド戦記」ももしや、
と思っていたら、さっそくジブリが映画化。
宮崎アニメといっても息子さんだと、
楽しみのような、不安なような・・・
評価が気になります。
(追記 2006/7/29)
ついに今日から映画「ゲド戦記」が公開。
懸念していた絵の粗さや、
声優さんの演技力、
そしてなんといっても脚本に対して、
酷評ばかりで正直、悲しいです。
映画と原作は全く別の世界で、
少なくとも原作はいい本です。
(特に一巻から三巻まではすごいです)
映画だけ見て、「ゲド戦記」を評価しないでほしいなあ
と切に願いますし、
映画だけで分からない人はぜひ
原作を読んでくださいませ。
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★1巻「影との戦い」が最高
今や6冊にも増えたゲド戦記ですが、当初は3冊セット。
中でも第1巻の『影との戦い』がダントツで、
感想としては星7つくらいです。
アースシーという多島海を舞台に、
後に偉大なる魔法使い「大賢人」になるという青年、ゲドが
謎の影を相手に世界を放浪し、戦うのだが・・・という設定です。
この影の正体がもうびっくりさせられる、実に深い存在。
誰しもが戦い、そして誰にとってもおそらく最強の敵です。
ぜひ原作読んでください。
★第2巻以降は・・・
第2巻の「失われた腕輪」はテナーという少女が主人公。
ゲドは重要な役割で現れます。
そして、第3巻「さいはての島へ」。
魔法の館の長としてアースシーをおさめる大賢人ゲド。
相次ぐ災いを押さえ込むため、若いアレン王子をともなって
最果ての地におもむき、死の国の境界で戦うという展開です。
ここまでは大魔法使いゲドの活躍が中心で、
とってもファンタジーらしい作品です。
「世界のバランス」を考えて、魔法をむやみに使わない、
というゲドの考えがあって、魔法のシーンはあまりないんですが、
その分、出るととっても強烈です。
(ゲドの師匠、オジオンは地震! まで魔法で収めてしまいます)
一級のファンタジーとして楽しめます。
(゜O゜)4巻以降は
と、3巻までがまとまって出版された後、
十数年たって突然再開したのが4巻。
この巻以降は、社会性が強く、
ファンタジーらしくない。評価が分かれると思います。
アニメにするならば、やっぱり1巻でしょう。
(と思ったら、3巻が軸と知ってちょっとがっかりです)
(追記 2006/6/14)
「テルーの唄」が売り出されましたね。
試写会もそろそろだし、いよいよ公開、という雰囲気。
でも、どうしようかなあ、と悩む内容です。
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