「ヒトラー 最期の12日間」 そしてナチスの崩壊

「ヒトラー-最期の12日間」
 感想☆☆☆☆  ヨアヒム・フェスト 岩波書店
ヒトラー 最期の12日間
 「ヒトラー-最期の12日間」という映画の原作です。
 あの名作、ヴィム・ベンダース監督の「ベルリン-天使の詩」で
 天使をしていたブルーノ・ガンツが
 ヒトラーを演じる、ということで注目していた映画ですが、
 まず原作から手をつけました。
 ナチスとは、考えるとき、
 まず読んでおきたい本です。

 ナチス崩壊
 1945年4月20日、ヒトラー56歳の誕生日から、
 4月30日のヒトラー自殺、
 さらに5月1日のゲーリング自殺と戦闘停止交渉までの12日間、
 ドイツ第三帝国の崩壊を取り上げています。
 私利私欲に走るゲーリングやヒムラー、
 家族全体で自殺に走ったゲッペルスなど
 ナチスという強大な権力が脆くも崩壊していく過程が
 さまざまな錯綜した証言を元に明らかにされていく。
 
 身振りがヒトラーを描く
ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション
 中でも、最も崩壊していたのは、ヒトラー自身です。
 一番気になる部分は、わずかな動作の描写です。
 左脚が時計の振り子のように、
 ただし振り子よりはすばやく、たえず動いている とか、
 口の端にはケーキのくずが付着していた
 とかが、とても侘しく、印象的です。
 そして、何よりも、ヒトラーの言葉は最期まで強烈です。
 例えばこんなふうに・・・
 「まわりはすべて裏切り者ばかりだ。
  最後まで私に忠実だったのは不幸だけ
  -不幸とわがシェパード、ブロンディだけだった」


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