オシムの言葉:フィールドの向こうに人生が見える サッカーを語る賢人
オシムの言葉:フィールドの向こうに人生が見える
感想☆☆☆☆ 木村 元彦 集英社インターナショナル
日本代表監督のオシム監督の半生記。
「オシムの言葉」というタイトルどおり、
オシム監督がインタビューなどで語った
個性的な言葉・発言が魅力の本です。
でも、読んだ理由は、課題図書だったから。
実は「青少年読書感想文コンクール」の
「高校生の部」2006年度課題図書なんですね。
しかも、日本代表監督就任よりもずっと前から。
「オシムの言葉:フィールドの向こうに人生が見える」
「その日のまえに」(紹介したページへリンクしています)
「オリーブの海」(紹介したページへリンクしています)
の2006年度高校生の部の3冊を完読。
2学期に間に合いました。
人気blogランキング ご協力お願いします!
★波乱の国の人だった
ネタバレしない程度に内容を紹介すると、
ジェフ千葉の監督として、日本に招かれ、
J1の“お荷物チーム”ジェフを
優勝争いできるチームに育てたところから始まります。
一転して、幼少期から選手としての活躍や
ストイコビッチらを率いて望んだW杯イタリア大会へ。
そして、ユーゴスラビア崩壊に向かっていく…
という展開です。
ジェフ千葉というチームだけの話でもなく、
ユーゴの話だけでもなく、
バランスが取れた構成で、けっこう面白い本でした。
1人のスポーツ選手を通じて、
国家、というテーマに挑戦しているような部分もあります。
★シニカルな言葉は
で、タイトルの通り、言葉が面白いオシム監督でした。
「休みを与える。ただ、忘れないでほしいのは、
休みから学ぶものはないという点」
とかは、ちょっとした人生訓ですね。
全体にうまいなあ、と思ったのが
メディアとの距離のとり方。
基本的に、メディアは有害と思っているようなんですが、
メディア批判を折り混ぜつつ、
サッカーというスポーツのすごさをきちんと説明する。
例えば、
「シュートは外れる時もある。
それよりあの時間帯に、
ボランチがあそこまで走っていたことを
なぜ褒めてあげないのか」
とか。こういうことができる監督は、
野球などほかのスポーツも含めて、
日本にはあまりいなくなった気がします。
スポーツを見るのと、
スポーツ番組を見るのは違うんですね、やはり。
『オシムの言葉』のブログを
読んでいただきありがとうございました!
読み終わったら、ポチッとクリックを!
←←ブログ継続の励みになります!!
感想☆☆☆☆ 木村 元彦 集英社インターナショナル
日本代表監督のオシム監督の半生記。
「オシムの言葉」というタイトルどおり、
オシム監督がインタビューなどで語った
個性的な言葉・発言が魅力の本です。
でも、読んだ理由は、課題図書だったから。
実は「青少年読書感想文コンクール」の
「高校生の部」2006年度課題図書なんですね。
しかも、日本代表監督就任よりもずっと前から。
「オシムの言葉:フィールドの向こうに人生が見える」
「その日のまえに」(紹介したページへリンクしています)
「オリーブの海」(紹介したページへリンクしています)
の2006年度高校生の部の3冊を完読。
2学期に間に合いました。
人気blogランキング ご協力お願いします!
★波乱の国の人だった

ジェフ千葉の監督として、日本に招かれ、
J1の“お荷物チーム”ジェフを
優勝争いできるチームに育てたところから始まります。
一転して、幼少期から選手としての活躍や
ストイコビッチらを率いて望んだW杯イタリア大会へ。
そして、ユーゴスラビア崩壊に向かっていく…
という展開です。
ジェフ千葉というチームだけの話でもなく、
ユーゴの話だけでもなく、
バランスが取れた構成で、けっこう面白い本でした。
1人のスポーツ選手を通じて、
国家、というテーマに挑戦しているような部分もあります。
★シニカルな言葉は
で、タイトルの通り、言葉が面白いオシム監督でした。
「休みを与える。ただ、忘れないでほしいのは、
休みから学ぶものはないという点」
とかは、ちょっとした人生訓ですね。
全体にうまいなあ、と思ったのが
メディアとの距離のとり方。
基本的に、メディアは有害と思っているようなんですが、
メディア批判を折り混ぜつつ、
サッカーというスポーツのすごさをきちんと説明する。
例えば、
「シュートは外れる時もある。
それよりあの時間帯に、
ボランチがあそこまで走っていたことを
なぜ褒めてあげないのか」
とか。こういうことができる監督は、
野球などほかのスポーツも含めて、
日本にはあまりいなくなった気がします。
スポーツを見るのと、
スポーツ番組を見るのは違うんですね、やはり。
『オシムの言葉』のブログを
読んでいただきありがとうございました!
読み終わったら、ポチッとクリックを!

この記事へのコメント