ガウディの伝言 サグラダ・ファミリアを彫る

ガウディの伝言
 感想☆☆☆ 外尾悦郎 光文社
 バルセロナにあるサグラダ・ファミリア。
 スペインを代表する建築家、アントニオ・ガウディの
 代表作であり、現在も建設中の建物です。
 ここで、建物の彫刻を刻んでいる著者が
 ガウディの言葉や建物などを紹介します。
 コンパクトにまとまったガウディの入門書です。

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 ★実は計算された設計だった
 ガウディの伝言主な内容は、
 サグラダ・ファミリアの建築現場の紹介と
 ガウディの生涯、当時のバルセロナや
 カサ・ミラ、グエル公園など代表作の紹介です。
 新書には珍しく、カラー写真も入っています。
 実はサグラダ・ファミリアは
 この本によると、2020年完成予定だそうですが
 詳細な設計図がなく、
 現場の石工など職人の判断による部分が
 けっこうあるのだとか。
 音の響きを考えられた建物で、
 全体が楽器のよう、と言っています。
 またガウディの建築は
 柔らかなというか、
 奇抜なデザインですが、
 基本的な構成は直線を組み合わせた、
 双曲線面と放物線面が多用されているそうです。
 ガウディなりの計算で、あの造形美が
 誕生しているんですね。
 
 ★ガウディ・ブルー
 きめ細かな配慮を感じたのは、
 カサ・バトリョの中庭の色使い。
 「上層階から地上階に近づくにつれて、
 濃紺から白に変化している
」ガウディ・ブルー
 という色調だそうです。
 この色使いの変化は
 「強い光が当たりやすい上層階には光を吸収しやすい色の
 タイルを貼り、光が届きにくい下層階には
 反射率の高い色のタイルを貼る
」という工夫のため。
 「各階の住民が均等に光を享受できるように配慮
 した結果だそうで、デザインと機能が
 高度な融合をしているんだなあ、と感心しました。
 

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  • ガウディの伝言/外尾悦郎

    Excerpt: ガウディの伝言/外尾悦郎 著者は、30年近くに渡って、スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂の彫刻を担当しています。 Weblog: 仮想本棚&電脳日記 racked: 2006-08-26 03:14