獣の奏者 王獣編 すごいファンタジーですね

獣の奏者 王獣編
 感想☆☆☆☆ 上橋 菜穂子 講談社
 「獣の奏者 闘蛇編」につづく、
 第2巻「王獣編」です。
 かなり思わせぶりに終わってしまった
 「闘蛇編」で伏せられていた
 王獣の秘密の種明かしと、
 主人公エリンと王獣の交流が
 物語の種なんですが、
 かなりいいファンタジーでした。

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 ★エリンの成長は
 獣の奏者 II 王獣編ネタバレしない程度に、簡単に内容を紹介すると、
 王獣リランを自然に近い状態で
 育てることに成功した主人公のエリン。
 しかし、傷ついた王獣の雄、エクが運び込まれ、
 エリンとエクの間に王国で初めて
 王獣の子どもが生まれてしまいます。
 ハルミヤ真王が王獣の子を見に来る途中、
 闘蛇の群に襲われ、やむなくリランに乗って
 エリンは闘蛇を退治するが、真王は亡くなってしまう。
 真王と大公の対立は緊迫し、
 エリンとリランは巻き込まれてしまう。
 そして、闘蛇の大群をつれた大公と
 新しい真王が出会う…
 という展開です。
 王獣という巨大な生物を飼いならす過程で、
 謎の育成が続けられた理由の解明を軸に、
 物語はぐんぐん進みます。
 こういうファンタジーが日本でも
 生まれるようになったんだなあ、と
 ちょっとしみじみしてしまいます。
 
 ★操者と奏者
 王獣と闘蛇という巨大な生物を
 武器として使う、というアイデアは
 「操者の技」という
 タイトルとも絡んだ伏線になっています。
 もうちょっと続編が出てきてもいい、
 そういう感じの進み方でして。
 ラストのすごい場面を読んでしまうと、
 もうちょっとエリンの成長を読みたいですね。

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