うなぎ 一億年の謎を追う 2015年の中学生課題図書

うなぎ 一億年の謎を追う 2015年の中学生課題図書
評価☆☆☆☆☆ 塚本勝巳 学研

2015年の中学生向け課題図書です。
昔から日本人が知っているのに、
なぞが多いウナギ。
そのウナギの生態を東京大学海洋研究所でさぐり続けた人だけに、
ウナギのすごさがよくわかります。
と同時に、太平洋の中から
ミリ単位のウナギの卵を見つけ出す研究者のすごさに
頭が下ります。

★ウナギの卵を探せ
ネタバレにならない程度に、あら筋を紹介すると、
ウナギの生態、
特にウナギはどこで生まれるのか、という謎を
追い続けて東太平洋を探します。
発見するウナギの稚魚の大きさが小さくなり、
ウナギの産卵場所が近づいてきた。
そして、ついに卵が見つかった場所は
…という展開です。
ウナギが海からやってくる、という事実は
最近では知られてきたようですが、
ウナギの卵が世界ではじめて見つかったのは
2009年5月だったそう。
今世紀の発見だったんですね。

★書くポイントは
この本の楽しさは、
仮説を立てて、それに合う調査方法を考え、
結果を検証していく、という科学らしい考え方が
ウナギの卵探しを通じてよくわかるところ。
ウナギの生まれる時期を知るために、
耳にある耳石に注目して時期を決め、
場所を決めるために、魚のサイズに注目して、
小さいサイズが出る場所へと進んでいく……。
そして発見に至るんですが、さらにもう一段。
「本当に大切なのは、そのひとつの発見を得ることによって、
 それまでわからなかった仕組みが「わかる」ようになることです」
という著者からのメッセージが、
調査の具合を読み進めていくと、
すっと理解できます。
仕組みが「わかる」喜びや大切さを
自分の生活に引き寄せて感想文に取り入れられれば、
実感がこもった感想文になりそうですね。

★ほかの課題図書
番外・2015年の課題図書(中学校・高校)
をご覧ください。

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