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2008/07/05 08:49
クライマーズ・ハイ
横山秀夫 評価☆☆☆ 幻冬舎
「クライマーズ・ハイ」の映画公開にあわせ、
読み直してみました。
紹介していたつもりだったんですが、
書き落としていたようで…
NHKのドラマ版「クライマーズ・ハイ」では
佐藤浩一さんが主役でしたが、
映画版「クライマーズ・ハイ」は堤真一さん。
存在感があるビジネスマンをうまく演じる二人ですが、
今回の映画のキャストでは、堺雅人さんに注目ですね。
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★地方新聞社の闇
 ネタバレしない程度に内容を紹介すると、
群馬県・御巣鷹山で発生した日航機墜落事故。
地元新聞の北関東新聞で
事故の全権デスクとなった悠木和雅。
そして、谷川岳衝立石の登攀を
悠木と約束していた販売局の安西。
しかし、「下りるために登るんさ」
という言葉を残して、
安西は夜の繁華街で
意識不明の状態で発見された。
一方で、大事故の報道を巡って、
社長と専務の対立、
販売局、事業局、編集局の抗争、
ベテランと若い記者との対立など、
地方新聞の暗部が噴出し、混乱していく…
という、意外と社内抗争的な展開です。
 地方新聞のいやらしさに押しつぶされていく
主人公達の絶望的な闘いが中心で、
上毛新聞社の元記者だった横山さんの実体験が
かなり入っているのような印象です。
地元選出の大物国会議員2人の献花の扱いを
ある意味で?
大人の扱いをしたものが褒められる場面などは、
政治との癒着があきらかで
気持ち悪さすら感じてしまいます。
地方の新聞社って大変ですね。
ちなみに単行本のときは、山だけの絵の表紙が
文庫本になると、飛行機が追加されてます。
こんな細かい書き分けは珍しいですね。
★生存競争として
もう一つの闘いは記者達の生存競争も
大きなテーマになっていました。
特ダネをめざすだけでなく、
自分の記事をどれだけ大きく扱ってもらうか?
ということも大きな闘いに。
仲の良い後輩や、新人女性記者も
すべて記事の扱いではライバルという関係。
「仕事ばかりか、ポジションまで下の者に
食われてしまった記者は生き残れない」
という関係がよりドラマチックに盛り上げてます。
映画は予告編を見る限り、
原作に忠実みたいで楽しみです。
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