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help リーダーに追加 RSS 八月の路上に捨てる 離婚する日の物語

<<   作成日時 : 2007/04/30 21:35   >>

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八月の路上に捨てる
 感想☆☆☆ 伊藤たかみ 文芸春秋
 昨年の芥川賞の受賞作。
 最近の芥川賞はとくに短くて、
 さらっと読めました。
 が、中身はどことなく不思議な展開。
 離婚届を出す日の1日をつづった
 表題作「八月の路上に捨てる」と
 「貝からみる風景」の2つあります。
 
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 ★しみじみとした書き方
 八月の路上に捨てるネタバレしすぎない程度に、簡単に内容を紹介しますと、
 自動販売機の商品の配送をする僕、敦と
 今日限りで職場が変わる女性ドライバー、水城さん。
 敦も大学時代に知り合った智恵子との
 結婚生活が破綻して、ちょうど
 離婚届を出そうとしていた日だった。
 よくある日常的な暮らしの中で、
 すこしずつずれていった暮らしを
 振り返る1日を描く…
 という展開です。
 しみじみとした筆の運びで、
 珍しい切り口を紹介しています。
 
 ★軽い会話
 不思議な空気感の原因は、
 すこしかみ合わないような会話
 の使い方のせいでしょうか?
 特に、離婚が決まって智恵子と敦が
 2人で思い出の場所を回る
 最後のデートの場面。
 嫌いなところを並べる作業になるんですが、
 「好きなところと嫌いなところを数えて、
 嫌いが上回っちゃうようになったら、
 それ以上は駄目だよなあ

 という言葉。
 不思議な感覚だなあ、と感心します。

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