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help リーダーに追加 RSS 国のない男

<<   作成日時 : 2008/03/30 17:24   >>

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国のない男
カート・ヴォネガット 評価☆☆☆☆☆ NHK出版

おかしみをまじえたSFが活かした
作家、カート・ヴォネガットの最後のエッセイ集。
シニカルな小説に通じるような
おかしくも哀しいエッセイでした。
この人の作品が読めなくなるのは寂しいなあ、
と改めて思わせる出来と内容。
ヴォネガットの入門書としても
けっこう使えそうな傑作でした。

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★アメリカへの憂い
国のない男ネタバレしない程度にあらすじを紹介すると、
ヴォネカットが作品やアメリカ社会について
つづったエッセーでして、
ブッシュとっても嫌いなのが分かります。
また、ヴォネカットの直筆をもとにした
「オリガミ」の写真が混じっています。
この一つ一つの言葉がなかなかシニカルで、
この部分だけを読んでいっても
深いなあ、という展開でした。

★人類とは
作品があまりに破天荒で、
文学のジャンルに納まりきれずに、
SFに分類されてしまったような感じを
いつもヴォネガットから受けていました。
人間というのは、何かの間違いなのだ。
 われわれは、この銀河系で唯一の生命あふれる
 すばらしい惑星をぼろぼろにしてしまった。」

この本のこの一節を読んだ時、
ヴォネガットの奇妙さがわかったような気がしました。

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